2R.(11月24日)



2日目はパヤオでのマグロねらいのフィッシングバトル。朝7時半ころ港をを出る。

最初のパヤオへは港から1時間半の行程。久米島には10個くらいのパヤオが設置され遊漁船に開放されている。



ジギングでマグロをねらうのび太がキメジをゲット。好調な出足だが、サイズが今一。ポイントも低い。

ジャイアンはツムブリをゲット。まあまあサイズだが本命では無い。しかし、この後も何故かジャイアンだけ立て続けにツムブリをゲットしていた。これがヒラマサなら高ポイントを稼げたのだが。



ジギングが苦手なイカオヤジは終始キャスティング。ポイントにならないメーターオーバーのシイラを釣って大喜び。10年のシイラ歴がありながらメーターバージンだったのだ。しかし、ここではペンシルを引いてくればメーターオーバーが入れ食いになる。

パヤオまわりのマグロは意外に渋かった。3つくらいのパヤオをまわるが、ジギングで2,3キロのキハダがポツポツあがるくらい。途中、イルカに邪魔されたりもした。


のび太が大物をかけた。ロッドが弧を描く。しかし、なかなか上がって来ない。しばらくファイトして気が付いた。大物はパヤオのロープだった。爆)こいつは大きな減点だ。

後で、船長から聞いた話だが、1時間以上ロープを大物と信じファイトし続け、ついにはラインブレークになったが、最後まで信じて疑わなかった人もいたそうだ。気の毒で本当のことは言えなかったらしい。しかし、その人は満足し、リベンジを誓っていたそうだ。キャプテンナリトも商売人だね。


あいかわらずイカオヤジはキャスティングでシイラを釣っていた。左のシイラは全長1.5mくらいある。相模湾だったらシイラ用のライトロッドで船を2,3周しながら1時間くらいファイトするのだろうけど、GTロッドだと勝負は早い。10分くらいのファイトで勝負はつくが体にかかる負荷は増大する。また船にあげてからも暴れ回って大変だ。ピックで頭を刺しても暴れ回って血が飛び散る。

すっかり体力を消耗したイカオヤジはシイラが好きなペンシルはやめ、反応が悪いポッパーに付け替えキャスティングを再開した。

ポッパーに交換してすぐにまたヒット!またメーターオーバーのシイラがかかってしまったかと思われたが、ジャンプしない。なんとか浮かした魚は本日最大となる7~8キロのキハダだった。ここでまたイカオヤジが一気にトップに躍り出てしまった。

この後、ミヨシでポッパーを投げてたジャイアンにナイスサイズのキハダが来た。しかし、ロッドが大きく弧を描いたとたんバチッと大きな音とともにラインブレーク。反動でジャイアンの巨体がミヨシから転がり落ちた。幸い怪我は無かったが、逆転のチャンスを逸した。

 

 

トモでエサでマグロをねらっていた船長に良型がヒット。得意満面でゲットしたキハダは20キロオーバーだった。

結局、この後はチビマグロはそこそこ上がるものの大物はルアーにヒットせず、この日もイカオヤジが勝ってしまった。

日が沈む迄パヤオでねばり、港に着くのはとっぷり日も暮れた夜の7時半ころ。12時間の釣行であった。

この夜の民宿の夕飯のメインディッシュは昨日釣った超高級魚のアカジンの刺身であった。シャキシャキした食感は絶品だった。特に皮の湯引きはうまかった。食後はイカ釣りが本職のイカオヤジは港へエギングに行こうとのび太を無理やり誘っていたが、部屋に戻って一番先に寝ていたのはイカオヤジだった。